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こんにちは。四国や東北が好きなヤマモトです。
最近頂くお話の中で、地域活性化の話が多く、いろいろ調べているのですが、どこの行政のホームページを見ても、「U・Iターン支援」「移住支援」「外貨獲得」とか見ます。

でも、定住させて生産人口増加とかって、正直、ちょっと疑問なんですよね。移住者や定住者ってどこから引っ張ってくるんだろう、って。

もちろん、移住のニーズは一定層あると思うんです。
ただ、それを指針として打ち出して、消費を促したり税収・社会保障を安定化させようとしている行政やNPOって多いんじゃないかなと感じます。

ただでさえ、日本は全体的に少子高齢化で、生産人口が減っており、都市部を除き、すべての自治体で「移住」「定住」なんて言っても、生産人口の取り合いになるわけで。ただでさえ、収入が低く負担が大きい地方に、移住するなんて、かなりの覚悟がないと行けないのかなと。

例えば、財政破綻した夕張市を例に挙げると、現況「燃えるゴミ」を燃やせません。

焼却施設ですが、実は現在は使われていません。老朽化によりダイオキシン対策基準を満たすことができず、かといって破綻によって建て替えも取り壊しもできず、無残にその姿をさらしています。じゃあ、夕張ではゴミはどうしているのでしょうか。なんと、処理場にほったらかし。生ごみも、燃えるゴミも、燃えないゴミも。あたりに一面に漂う異臭と、信じられないほどの数のカラスたち。
(参照:おときた駿ブログよりhttp://otokitashun.com/blog/daily/5009/)
その他、実質財政破綻したため、公務員や行政関係者の給料は上がらりません。
おそらく、地方は都市部に比べると、公的サービスの質も落ちると思います。夕張市に限らず地方の話をすると、近くの小学校まで、歩いて1時間以上かかるなんてざらにありますし、公共交通機関も使う人が少なければ、バスの便数が少なかったり、電車が一時間に一本だったり、そうなると、公的サービスには期待が持てないので、車を持たなければならなくなります。

もちろん、地方に住めば、家賃は安くなるのですが、だいたいの人が実家から通っており、一人暮らしだと家賃や食費、水道光熱費などかかります。移住した人の生活水準は、その地に家族のいる方に比べると低いのでないのでしょうか。ですので、身寄りのないところに移住しても、公的サービスが充実しておらず、自己負担が大きいため、生活水準はあまり上がらないのかなと思います。

ですので、その地域を活性化させるために必要なのは、移住者や定住者を増やし、生産人口を増やすことではなくて、その地域の中で、仕事を作ること・経済をまわすことじゃないかなと思っています。そのためには、外から人を捕まえてくることももちろんですが、地域にいる人が生産人口側にまわる必要があるのではと感じます。

似たような話で、「地域のものを県外で売りましょう」と外貨獲得に躍起になったとするじゃないですか。
でも結局、外貨獲得って一時しのぎじゃないかなと思うんです。都市にまわっていたお金が、地方にまわる、それはあると思うんですが、市場の原理としては、「良いものを安く買う」という発想なので、これだけ世の中に流通路がある時代は、他の地域でいいものがでてきた場合、そこに持っていかれます。

先ほどの夕張市の例だと、夕張は炭鉱の町でしたが、エネルギー革命によって廃れることになりました。

だから、どれだけ流行に乗っていても、他の地域と同じことをしていれば競争優位なんて次第になるなりますし、時代の変化が激しい世の中で、競争優位が保てるとも限りません。その地域に必要のないものをせっせと作っても、結局はブームが過ぎれば、終わりかなと思っております。
地域を活性化し、その地を盛り上げていくためなのであれば、生産人口についても特産物についても、外に需要を求めるより、その地域でいかに消費と生産をつなぎ、経済をまわせるようにデザインするか、それが大事なのでは、思います。
結果、それがその地域でしかできない観光資源になり、その地を愛する人も増えるのかなと思います。