eeduc





NPOのe-Education Project共同代表 税所篤快さんのお話を聞いてきました。

このNPO、大学生が代表をしていますが、現在5大陸にわたり、教育格差に取り組むNPOです。
2010年には、バングラデシュのNo.1国立大学に貧困層から合格者を出しました。




 

そもそも

<0>.なぜ、教育格差が問題となるのか。

バングラデシュでは、
「貧困格差=教育格差」
となっており、

ひいては、
「教育格差=就職格差」
となっています。


つまり、バングラデシュの就職事情については、
大卒至上主義なので、大学受験に失敗すると、
就職にも影響が出ます。

貧困が、就職難を引き起こし、そして貧困、という負のスパイラルを作っています。
(※このことは、日本でも同じことが言えます。)


バングラデシュでは、
優秀な先生のいる予備校は、都市部に集中しています。
また予備校の授業自体のの代金も高いです。

そのため、地方の学生や貧しい家に生まれた学生は、到底通うことが出来ず、
教育格差を生み出しています。


つまり、貧しい家や地方の家に生まれてしまうと、受験をどれだけがんばりたいと思っても
予備校に行くお金がなく、受験しても失敗する可能性がかなり高くなっています。




そこで、代表の税所さんが思いついた方法が、
受験のときに受けた、東進ハイスクールの映像コンテンツでした。

(税所さんは、学年ビリでしたが、受験勉強をがんばり、早稲田に無事入学)


e-Education Project
とは

ざっくり一言でいうと

東進ハイスクールの途上国版

です。




<1>.現地で強力なパートナーを見つける。

彼は、バングラデシュで、マヒンという男性と出会います。
マヒンも、バングラデシュの教育格差に問題意識を持っていました。

それは、自身が貧しいために教育を受けられなかったことが要因としてあります。
マヒンは、当事者意識をもつ、税所さんのパートナーとなりました。
そのため、現地での税所さんのプロジェクトが円滑になりました。




<2>.現状を把握したのち、自分の経験と照らし合わせる。

税所さん自身、足立区に生まれました。(足立区自体も経済格差から教育格差が生まれている)

そこで彼は、クラス最下位となり、東進ハイスクールに通い始めました。
そのとき、素晴らしい先生の授業を収めたDVD教材に出会います。

現地に行った彼は、そこでDVD教材を使うことを思いつき、
現地の素晴らしい先生をマヒンと一緒に口説き落とし、
見事、DVD教材を作ります。


<3>.プロトタイプをもとに、基盤を整える。

バングラデシュでは、家庭には、パソコンはなかったものの、インターネットカフェがあり、
そこで提携、授業(DVD)を提供するようにしました。
DVD教材に関しては、貧困層が多かったので、無料です。

そうして、プロトタイプを一つのモデルにした彼らは、5大陸にまで発展し、
現在では、7か国9地域で行っております。




そんな彼らを見て、感じたことは、
社会企業家と聞くと、代表1人が、熱いイメージがあるけれど、

メンバーひとりひとりが熱く、
また、実際のいろんな国で任され活動しているのは、大学生です。


また、メンバーが自ら課題となることを考え、活動しています。
例えば、冒頭で紹介したマヒンですが、こんなプロジェクトを始めました。↓
https://readyfor.jp/projects/e-Farming

ここまで、メンバー一人ひとりが若いながらも真剣に取り組む団体も、多くはないのではと感じます