クイーンズメドウカントリーハウスクラブ1


自然の中で暮らしたい!

毎日、ストレスの中で働いていると、
なんとなくストレスフリーの環境に身を置きたいものです。

今日は、そんな自然の中で、馬と暮らすことを選択した、
クイーンズメドウカントリークラブのお話です。 



 
そもそもクイーンズメドウカントリーハウス(QMCH)とは



暖炉のある研修スペース


ざっくりと言うと、
馬のいる、B&Bスタイルの宿泊施設
とのことです。
(B&Bスタイルは、何なのか聞き忘れました。)

されている事業としては、宿泊施設の貸し出しや研修、食事、食品の販売などです。

様々な方が研修で参加されています。


場所は、岩手県遠野市(内陸部のさらに山間部)にあります。
(上の方は、五月ですが、まだ雪が残っていました。)




もともと遠野市は

遠野市は、奥州、と呼ばれたころから、名馬の育成で盛んでした。

また、戦で使われたほかに、農耕馬としても使われていましたが、
(一家に一馬だそうです。)

農耕具の発達から、次第に姿を消し、遂に日本の在来馬はいなくなってしまいました。

ハフリンガー
QMCHの馬(ハフリンガーという種類 イケメンです。)




目指すところ

土足のオープンスペース


古来から馬は、戦の兵器の一部として、扱われていました。

が、QMCHでは、馬も人と同じように接したいとされていました。
だから、ご飯に関しても、24時間食べれるところに置いてありました。
(馬は24時間、食べます。)

馬房にもつなぎません。
柵は、ありましたが、ほぼ野放しでした。



遠野市は、中山間地域に位置するため、合理性を求めた結果、
後回しにされつつあります。
(どこの田舎でも中山間地域は厳しいです。)

ただ、QMCHは、合理性とは逆を行き、
馬を育て、農業を行うこととしました。

”私たちの農業の理念は、最高においしくて、考えうる限り安全な食べ物をつくり、
多くの人に食べていただきたいということにつきます。
そのため農薬を使う選択肢は当初よりありませんでした。
夏の炎天下の草取りの労苦はその代償です。
けれどもそうやってできた野菜が、食べた人たちを笑顔にさせる力には驚くばかりです。

きっとからだにだっていいに違いない、と確信しています。 ”


ちなみに、古くから、馬が農耕に適していたことは、
食物の消化が悪かった為です。

(馬は早く走るために、消化器官が弱く、おなかの中をなるべく空っぽにします。)



馬は、言葉を話しませんし、自然とともに生きています。
馬と暮らすということは、それだけ、人間が自然と暮らすということかもしれません。

ふるくて新しい、とても魅力的な生き方でした。