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愛媛県八幡浜にある、コダテルに行って泊まって合宿してきた。


海まで、30歩という立地にある一戸建て。
尾道を連想させるような、坂路地の、ちょうど入り口のところにある一戸建てである。




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車道から一本小道に入っており、いい感じに視認性が悪い。

これはなんだか秘密基地というか、秘密結社というか、そんな趣もある。
なのに、窓を開けると目の前は海、そんな贅沢な立地。

そんなコダテルは、運営する浜田さんの想いが詰まった場所だった。




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写真:コダテル前にて 浜田さん(一番右)


浜田さんはもともと大学時代に知り合った社会人の先輩。

どこで知り合ったかは忘れたけれど、八幡浜愛の強い人だった印象で。八幡浜って、当時行ったことがなかったから、正直なところ「ふーん」くらいだったと思う。


浜田さんは、もともと銀行員だ。
銀行に勤めながら八幡浜に通い、NPOをずーっとしていた。

だから、僕たち仲間内の間では勝手に「いつ辞めるのか」という話をしていた。
辞めるまですごく楽しそうだったし、こんな働き方があるんだなと。


知り合って、6年となる去年、浜田さんは銀行を辞めた。ついに。



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だから、そんな浜田さんが作る、コダテルとは、どんな建物なのか、とても気になった。



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コダテルは、古民家を改装したヒミツキチ。

1階はコワーキング、2階は宿泊できるよう和室のままだ。清潔な畳が青々しい。

僕たちは2階で合宿をしてきたのだけれど、なんというか、広い和室がとても気持ちよかった。窓を開ければ、海。この日は山から気持ちの良い風が吹いていて、さっぱりとした空気だった。8畳のお部屋が2部屋で、襖を取り払うと16畳の和室になる。



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写真:裏に広がる、みかん農園



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「コダテルは、ここから企てる、子が立つ、戸建、そんな意味を含んでいます。」


築70年の空き家に、浜田さんはそんな意味を込めたそう。
浜田さん自身、八幡浜のまちづくりについて10年程NPOをされていた。


「金融機関に居ながら(感じたことは)、もっと膝を突き合わせて、(八幡浜の活動支援を)やりたいなと。」



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「人を変えないと、地域は変わらない。」


会員さんが企てたいことを持ってきている。
聞いたり、繋げたり、一緒にアイディアを考えたり、
場所を貸すだけではなく、幅が広い。


人口の少ないところで、何かに挑戦するには、意外とハードルが高い。


僕自身、愛媛大学を卒業したが、何かをすれば、良い意味でも悪い意味でも目立つ。
また、社会人になればなおさらで、自分の本当にやりたいことがあっても、なかなか口に出したり実行することは難しい。



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だから、動いているところが見えにくい。


地方で何かを企てている人って結構いるんだけれど、ある程度それを専業にしているケースやある程度うまく行っている人でないと、なかなか発信ができていない。



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動いているところが見えないと、
「ここに未来はない」
と感じる人が増える。


高校生で田舎を出て、大学のある地域や都会で暮らす


だって「戻るには何もないから」。


また会社員で何かやっていると、
「なんで会社員がそんなことやってるの」
と言われるんだけど、個人ベースでプロジェクトを動かした方が、実は社会は変えやすい
 

でも、動き始めたときこそ、発信が必要で、さらにいえば仲間が必要で、一緒に軌道修正したり、アイディアを出し合ったり、時には競争しモチベーションを高めあう、それがうまく機能しているのが、例えば大学だと思う。



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「不特定多数のコミュニティではなく、特定多数のコミュニティで安心できる環境づくり」


浜田さんは、どちらかというと、団体よりも個人に使ってほしい、という。
 
団体として、借りられる公民館などはあっても、個人で借りられるスペースはまだまだ少ない。カフェで作業するにも、仲間を作るには向かなかったり、毎日足を運ぶと目立ちもする。



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「ゆくゆくは、コダテルの中で、ワークシェアをしたり、出資者を募るファンドができたりすると良いなと思います」



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今回の、合宿で使わせてもらい、浜田さんには午前までお酒にお付き合い頂いた。
八幡浜のディープな魅力を肌で感じた春だった。
 

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