
(写真提供:カメラマン三木清太郎さん)
こんにちは、ハタラクワカモノ研究家のヤマモトです。
大学の後輩で、孕石修也(はらみいし しゅうや 以下孕石)が
「affetti」という塾を初めて4年目。
今回、愛媛県松山市に滞在している間、話を聞いていましたが、
「塾では、全く勉強を教えていない」
と豪語。
「おいおい、大丈夫かよ」
と言う事で、真相を確かめてきました。
詳しくはこちらもどうぞ
affetti ホームページ:http://affetti.co/
<1>.教科を教えている時間は1割程度
早速、孕石の塾に行きましたが、
確かに勉強を教えているそぶりは全くありませんでした。
全く、というのは少し言い過ぎなのですが、
それでも、生徒が「分からない」という質問をし、それに答えるだけ。
時間にして1割程度でしょうか。
塾の営業時間は、17時から22時までなのですが、
1人の生徒に、勉強を教える時間は30分程度。
割合にすると1割程度です。
<2>.それでも、生徒の7割は成績が上がる。

(ところどころに、塾長ポエム。)
しかし、affettiに通っている生徒の7割は成績が上がっているそう。
気になって、孕石に聞いたところ、
「だって勉強は、教えるものじゃなく、自分でするものでしょ?」
と、ドヤ顔の孕石でした。(当社比)
確かにaffettiでは、生徒は塾に来るなり、宿題や教材を出し、勉強を始めています。
そして孕石も「ちゃんとやってる?」なんてことも聞かず、
隣の部屋で見ているだけでした。
生徒の特徴としては、嫌々来ている子が居ないというところです。
中には、親からの反対を押し切って塾に通っている子も居るそうです。
本当に来たいかどうかは、体験入塾の際にも、きちんと面接。
一週間の体験入塾があるのですが、体験入塾が終わった際、
「本当に来たい?」
と生徒に聞くそうです。(親ではなく。)
一週間経ち、生徒が「来たくない」と言った場合には、
親が何を言おうが断っています。
<3>.「勉強は自分でする」には入塾後1ヶ月目が大事。

(教科を教える、ということはしない。)
「入塾から1ヶ月は特に大事にしている」
と語る孕石ですが、
体験入塾を含め1週間から1ヶ月は、特に大事にしているそう。
最初は、ワークシートで今までの自分と向き合う時間を作ります。
その上で、今後の方向性を考えてもらいます。
今後の方向性になると、うまく言葉にできない塾生も出てきますが、
よく考えたら、そうですよね。
就活のときに、自分の志望動機をいろいろ考えてみましたが、
うまく言葉にできなかったと思います。
孕石は、「方向性を出なくても、考える時間を大事にしたい。」と。
大学生になるとすごく感じた事が、
「なんで、僕は勉強しているんだろう」
という事です。
僕自身は、大学の途中で将来やりたい事が、学部の中になく、
いろんな授業に潜っていました。
それは、できなくも無いんですが、すごく無駄なんですよね。
学部が分かれる前に考えていれば、
もっと言うと高校生の時から考え続けていれば
と思う事もあります。
<4>.実は友達が少ない生徒。

(学習スペースはしっかり完備。iPadもあります。)
方向性が決まったなら、そこに付随する、
勉強する意味を塾生自身が個人で見つけていきます。
それは、夢のかなえ方でもいいですし、身近なものでも、
どんなものでもよく、例えばある子は、
「勉強ができれば、今居る居場所が快適になるから。」
と言っていました。
確かに成績いい方が、学校に居やすいですよね。
実は、affettiの塾生に共通する点があったのですが、
それは友達が少ないことでした。
孕石は、
「現在の公教育だと、学校に居場所がないと
一度でも感じてしまうと、
自分で勉強する機会が損なわれてしまう。」
と言っていましたが、まさにそうだなと感じます。
では学校とはどう違いがあるのか、
それは、「強制されないこと」でした。
不登校の子や保健室通いの子も、affettiには来ます。
最初こそ、勉強する意味など、一緒に考えますが、
塾に通ううちに、生徒は自分で方向を決め、
自分でやりきる様に変わります。
そうなると自分に自信がつきますよね。
<5>.勉強じゃなくても良い。

(真面目なのかふざけているのか、アットホームなのは間違いない。)
孕石自身は、「別に、勉強でなくても良い」と。
勉強という手段自体は、体験しやすいツールで、
部活動などと違い、相手が居ないから、
学習塾を手段にしています。
自分がやった分だけ、成果が出る、
そんなに気持ちいい事って無いですよね。
「自分で勉強するだけなら、図書館や家で良いじゃない。」
と思うのですが、これが面白いところで、
「聞ける人が近くに居る」
という安心感から、勉強の頻度と進度が変わります。
成績が上がる生徒は7割、と書きましたが、
残りの3割の生徒は、勉強や成績を上げる事目的に来ておらず、
孕石と話し、自分なりに正解を探していました。
<6>.教育というインフラ

(税所篤快さんも、来られました。)
冒頭では「生徒に教えている時間は少ない」と書きましたが
孕石が、生徒と接している時間は長く、
塾が始まる前に、生徒一人一人のファイルに対し、
自分なりのコメントを入れていました。
生徒からは、いろんなコメントが来ます。
「友達が少ないことが悪いの?」
「本当にみんなと仲良くしないといけないの?」
「学校に行かない事って本当に悪いの?」
学校は人間関係を育むところでもある一方で、
「全ての先生が生徒を見れている訳ではない。」
というところにも、疑問があるみたいです。
生徒が自発的に勉強し、居場所を作って行く、
この塾の雰囲気は、孕石だからこそ、
醸し出される雰囲気なのかもしれないなと感じました。
詳しくはこちらもどうぞ
affetti ホームページ:http://affetti.co/